【有益】やりたい仕事がない時に考えるべき2つの選択肢と僕の成功体験

やりたい仕事がない!と就活中の学生や転職に悩む20代のために、僕らの世代で流行った「もしドラ」で話題となったドラッカーの言葉を伝えたいと思います。

無数の選択肢を前にした者が答えるべき問いは、正確には、何をしたらよいかではなく、自分を使って何をさせたいかである。


なにをしたらいいんだろうとか、物事を主観的に考えると視野が狭くなってしまいます。
大切なことは、自分を第三者的立場で見ることです。
そして、自分という人間の弱み、強みを考えます。
自分という人間は、なにに向いているのだろうか?ということです。

やりたい仕事がない自分にさせたい仕事は?

仕事ってそもそもなんなの?って思いますよね。
お金を稼ぐことですか?
それなら詐欺師も仕事となります・・・
僕が考える仕事の定義は、サービスを提供して対価を得ることです。
仕事において大切なことは、サービスを提供すること、つまり貢献をするということです。
ドラッカーからもうひとつ言葉を引用します。

なされるべきことを考えることが成功の秘訣である。何をしたいかではないことに留意してほしい。

これを考えないならば、いかに有能であろうと成果をあげることはできない。

この言葉の中に使われている「なされるべきこと」について考えてみましょう。
なされるべきとは、やるべきことでもないということです。
仕事において大切なことは、サービスを提供して貢献をするということですが、それだけでは充実感を感じることができないので、いつかしんどくなって、「これは本当に自分のやりたかったことなのだろうか?」と自問自答する時が必ずきます。
「自分によってなされるべきこと」とは、他者に貢献でき、かつ自分自身も充実感を感じる仕事です。
じゃあ、どんな仕事がいいんでしょうか?
極端なことを言いますが、自分自身が充実感を感じる仕事であれば、なんだっていいんです。
子どもが好きという理由で保育士になるのも、人々の命を救いたいという理由で看護師や医者になるのも、人々の一生の思い出をより素敵にしたいからブライダルに携わりたいというのも素晴らしいですね。
こんな面白いエピソードがあります。
アメリカのジョンソン大統領が米航空宇宙局のNASAを訪問した時のことです。
大統領がロビーを歩いていると、歌を歌いながら一生懸命に床を磨いている清掃員を見て、今まで自分が見た中で最も立派だと褒めました。
その言葉に、作業員はこう言ったそうです。

私は単なる作業員ではありません。

私は掃除をすることで、人類を月に送ることに貢献する手伝いをしています。

自分自身がその仕事に充実感を感じることができれば、将来なんでこの仕事をしているんだろうと迷うことはないはずです。
やりたい仕事は思いつきましたか?
それでもやりたい仕事がないですか?
それはもしかしたら、「 仕事 = 就職 」と視野が狭くなっているかもしれません。

やりたい仕事がない場合に考えるべき2つの選択肢

仕事をすることを考えた時、2つの選択肢がでてきます。
それは、会社から給料をもらうのか、自分でお金を稼ぐのかという2択です。
就職だけが仕事ではありません。
カフェを開業するのも、Youtuberでも、ブロガーでもいいでしょう。
YouTuberでも、ブロガーでも、そこにエンタメや情報提供をしているなら立派な仕事です。

あなたはどっちを選びますか?

給料をもらう仕事

やりたい仕事はなにもなくてもとりあえず就職していろいろな仕事を見てみたいというのも、素晴らしい選択肢です。
仕事をする上で、人付き合いはとても大切だと思います。
大学から出される求人情報は限られているので、このようなエージェントを利用するのをおすすめします。
求人を見てみると、世の中にはたくさんの会社があって、いろいろな事業をしています。
この事業は素晴らしい!この仕事をしたい!と見つけることもできるかもしれません。
将来独立したいけど、なにがいいですか?という場合は、IT系企業か、外資系の広告代理店がいいと思います。

お金を稼ぐのか?

僕の場合、実家が飲食店だったこともあり、手伝いをする経験上、数多くの大人に出会いました。
大学生の頃、大体の人は就職しなさいとか、どこを希望しているの?とか、会社員になることを前提に話を進めてきます。
大人の人はみんな、自分が知っていることしか教えてくれません。
その知っている世界の中での、経験上ベターな方向を教えてくれます。
その中で唯一、こう言ってきた人がいました。

自分で仕事をしなさい。

すごくシンプルな言葉でしたが、僕にはこの言葉が刺さりました。
その人は建築関係の社長で、お店に飲みに来るときもいつも楽しそうで、僕もこうなりたいと思いました。
それから、僕は素晴らしい飲食系企業を立ち上げて、人々を幸せにしようと考えました。
そのために、設立2年目で海外含め30店舗を展開していた当時勢いのある飲食系企業に入りました。
ここだけの話、当時はレシビを覚えるよりも先にその会社の経営手法を勉強していました。
そして分かったことが、それは単なる風船企業で、社員は1日14時間働かされて搾取されるし、ただの悪徳フランチャイズビジネスだったのです。
僕は失望した会社にすぐに見切りをつけて、会社を辞めました。
当然、数年後に会社は倒産しました。
そして今、僕はエンジニアという仕事とブログで充実した人生を送れています。
エンジニアはWEBサービスを通じてソリューションを提供することができますし、ブログは有益な情報を提供することができます。
僕がおすすめするのはブログのようなメディアを持つことです。
このブログとは別に旅行系メディアがヒットして、海外企業に招待されてさらにビジネスを促進することができたし、人とのつながりも増えました。

まとめ|やりたい仕事がない時の当時を振り返って

あの時、文句ばっかり言ってるくせに就職しなさいと言ってた会社員と、自分で仕事をしなさいと指南してくれてた社長。
僕が実家の飲食店で手伝っていた当時を振り返ってみると、後者を選んだ僕は正解でした。
やりたい仕事がないのは、まだやりたいことを知らないくらい経験をしていないからかもしれません。
Youtuberになりたい小学生が増えているのは事実ですが、きっとそこに何億稼いでいるとか、お金のことまで考えている小学生は少ないでしょう。
でも、彼らにはYoutuberという職業が楽しそうに見えているんです。
今の子どもと、当時の僕は同じように考えていたんだと思います。
Youtubeもいいですが、まずは文字を書くだけで簡単に始められるブログをおすすめします。

おまけ|もしドラとドラッカーについて

もしドラは、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の略で、公立高校野球部のマネージャーが、マネージャーについて勉強するために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまうとこから話が始まります。しかし、この『マネジメント』は次第に野球部という組織のマネジメントに役立ち、モチベーションの上げ方などを論理的に学べます。
2009年ごろに発売され、現在270万部のベストセラーってすごいですね・・・
ドラッカーは、オーストリア人経営学者で、著書には「現代経営学」や「マネジメント」などがあり、会社のあり方、経営や組織論が学べますが、少し堅苦しいので、もしドラをおすすめします。
組織のみならず、この考え方は自分で自分をマネジメントするという意味でなるほど使えるな!という部分で、経営者じゃなくてもわかりやすくて読んでて面白かったです。
小説もいいですが、今は映画化までされているようですね。

やりたい仕事がない人に贈りたい言葉

時価総額世界一位にもなった企業、アップルを創ったスティーブ・ジョブス氏が言った言葉です。

人生は短い。

他人の言いなりになるな。常識にとらわれるな。周囲の雑音に惑わされるな。

そして、最も重要なのは、勇気を持って心の声や直感に耳を傾けることだ。

何者になりたいのかは、自分が一番良く知っている。

自分自身の心の声に従った方が、中長期的にはきっと高い成果が上がるはずです。
自分自身が意味と目的を感じられない仕事に時間を使うのは、人生の時間を無駄に過ごすことになります。
そう思ったら、まずはブログを始めてみましょう。