【注意】XMの税金の計算方法と確定申告について【税率は国内FXと違います】

「XMの取引で今年利益を得たけど税金はいくら払えばいいの?」「XMの取引で昨年分の損失と相殺したいけどできる?」「そもそもXMの取引で確定申告は必要なの?」←こういった疑問に答えます。

最大888倍のレバレッジ取引が可能な海外の為替取引所であるXMは日本国内のトレーダーも非常に人気で、僕もかなり利用させてもらっています。
そんなXMで1年トータルで利益が出た場合、確定申告ではどのような手続きが必要なのでしょうか?
そもそも税金はどれくらい必要なのでしょうか?
XMで一定の利益を得ている人であれば、確定申告を行い必要に応じて税金を納める義務が生じます。FX 税金などで検索してFXは申告分離課税だから20%でいいのか〜なんて思っていたら脱税の対象になるのでご注意ください。


  • FXの税率は申告分離課税だから20%だよ!

  • 海外FXの場合は申告分離課税ではありません!

  • ええ!

  • 知らなかった・・・


さて、先ほど申し上げたように、XM(海外FX)の場合は国内FXと税金の計算方法が異なります。
国内FXは申告分離課税という扱いになります。こちらは、一律20パーセントと決まっているため、10万円の利益でも100万円の利益でも税率は一定です。
しかし、海外の取引所であるXMの場合、取引で得た利益は雑所得になり総合課税の対象となります。この総合課税は、利益によって支払う税率が変動します。


それでは、XMの税金の計算方法と確定申告について調べていきましょう。

XMの税金の計算方法と確定申告について

XMの取引で今年利益を得たけど税金はいくら払えばいいの?


【所得金額と税率】

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

雑所得は総合課税の対象で、給与所得などほかの収入と合算した額に応じて税率が決まります。

  • XM取引だけの所得で計算してはいけません。

つまり課税される所得金額が700万円の場合には、以下のような計算式にて所得税を計算することができます。

7,000,000円 × 23% − 636,000円 = 974,000円
  • そんなに払わないといけないの・・・

つまり、所得が330万円までなら税率は5~10%なので海外FXの方が税率は得になり、これを超えてしまう場合は税率が一律20%の申告分離課税である国内FXが得となります。
勘定科目は違うので、当然年内の途中でXM(海外FX)から国内FXに乗り換えても合算できないのでご注意ください。

  • 専業主婦の場合はXMがお得です!

そもそもの手数料を抑えたい場合はこちら。


例えばサラリーマンの場合、海外FXで少しで儲かったら税率はすぐに20%を超えそうなので、裁量取引をする場合は絶対的に国内FXの方がお得です。
国内FXの場合はDMMFXがおすすめです。

  • 節税したい場合は開設から取引開始まで数日要するので、今のうちに開設しておきましょう。

XMの取引で昨年分の損失と相殺したいけどできる?

結論を先に言うと、XM(海外FX)における税制度では、損失の繰り越しはできません。
総合課税方式は所得と合算するため、1年で損益決算を完結させる必要があります。
年をまたいでの合算はできませんが、複数の海外FX取引所を合算しての損益通算はどれも雑所得の扱いになるため可能です。
また国内FXの場合、損失が出ても3年間損失を繰り越すことが可能なのですが、その際は損失した金額をその翌年の期日までに確定申告しておく必要があります。

そもそもXMの取引で確定申告は必要なの?

確定申告では毎年1月1日から12月31日までの所得を税務署に申告しなければいけません。
年間の収入がXMの利益だけの場合、そのXMの取引利益が年間で38万円を超えた時に確定申告を行う義務が発生し、正社員などの給与が発生する人の場合には、収入が20万円を超える場合には申告が必要になります。
専業主婦の場合、XMの取引で38万円の利益が発生した場合は確定申告の義務が発生します。
サラリーマンでもXMで20万円以上の利益が発生した場合は同様に確定申告の義務が発生します。
確定申告は翌年の3月15日までに申告する必要があります。期日ぎりぎりだと税務署もかなり混むので、余裕を持って申告しておきましょう!
もしも過去にXMで一定額以上の収益をあげたにもかかわらず、確定申告を行っていなかった場合ある一定の要件を満たさない限り無申告加算税を上乗せした税金を払わなければいけません。
過去5年までは遡って期限後申告が可能です。また7年経てば申告忘れも時効となります。とはいえ脱税対象にならないよう、しっかりと申告しておきましょう。
詳しくは国税庁の公式サイトをご確認ください。

まとめ|XMの確定申告は忘れずに!

これまで話したように税の計算は非常に複雑です。
もしも確定申告が必要な場合、確定申告の会場などには、無料で相談できる税理士のコーナーなどが設置されている場合があるので、そこで申告方法について相談してみるのもいいかもしれません。
また、税理士などの専門家に相談してみるのもおすすめですが、費用が少し高いのと確定申告時期はかなり忙しいためぎりぎりすぎると請け負ってくれません。
そんな時におすすめなのが、クラウド会計ソフトのfreeeです。
僕自身は税理士に頼った経験がなく、むしろfreeeあれば税理士いらないんじゃないかレベルです。

  • 慎みます。

これまで確定申告をしたことがない人にとって、一人で確定申告を行うのは非常に難易度が高いのですが、このオンライン会計ソフトがあればかなりスムーズに申告できました。
無料でほぼ十分すぎるほどの機能が揃っているので、まずは無料で登録しておきましょう。

僕は確定申告時期に有料登録して一気に登録して、確定申告が終われば翌年の確定申告時期までしばらく無料プランに戻すという使い方をしています。
また、高額取引の場合は税率的に断然国内FX業者がおすすめなので、DMMFXの取引所開設をおすすめします。