VPS VPS Windows サーバー比較→構築完全ガイド【無料期間あり】 2019.02.24
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FX 自動売買システムなど、 Mac ユーザーでも Windows 環境が使えるようにエンジニアの僕が各社比較した中から最も安い VPS Windows サーバーの構築手順を教えます。
先日、プライベートで Windows サーバーを構築する用があったので、備忘録を兼ねて記事にしました。
EA 使いたいので格安 Windows サーバーを調べて構築することとしよう()
— notty (@notty_is) February 23, 2019
目次
その前に、VPS ってなに? という方もいると思いますので、簡単に説明します。
VPS とは バーチャル・プライベート・サーバの頭文字をとったもので、日本語でいうと、仮想専用サーバーです。
出典:https://www.kagoya.jp/howto/rentalserver/basic-02/
少々難しいですが、VPS では、通常のサーバーと違い、それぞれの契約ごとに OS を使えるため、ゲスト OS として Windows OS を起動し、その上で MT4 と EA を稼働させることができます。
自宅に Windows PC でシステムを可動させている方、自宅 PC でのシステム稼動はやめましょう。
FX自動売買システムなどの自動システムは、一度稼動をさせれば毎日24時間稼動し続けてくれるので非常に便利です。しかし、自動システムを24時間稼動させ続けるためには、24 時間パソコンの電源を ON にして常に立ち上げておかなければなりません。
しかしながら、24 時間 PC を稼動させ続けていると、常にマシンを消耗をしているため、せっかく購入したハイスペックな PC も、本来のパフォーマンスを発揮させられずに寿命が来てしまいます。
さらに、PC を消耗させるだけでなく、仮に1ヶ月 PC を起動させたままの場合、電気代が非常に高くついてしまいます。
仮に 100W 使用するデスクトップ PC + 25W のモニターを 24 時間稼動した場合、1日の電気代はいくらになるのでしょうか?
デスクトップ 100W + ディスプレイ 25W X 24 時間 の場合、1 日に約 81 円の電気代を使用しています。
デスクトップ 100W + ディスプレイ 25W X 24 時間 の場合、月々 2,430 円の電気代を使用しています。
参考:https://denki.yonelabo.com/eprice/pc/
電気代なら EA で元を取れるとしても、端末の消耗は極力避けたいところです。
自宅 PC で稼働して Wi-fi 経由でインターネット接続している場合、回線が不安定になったり、電波干渉をうけたりする場合もあります。そんな時に FX 自動システムの注文が発注されてしまうと、発注タイミングで売買が執行されずに思わぬ損失を被ってしまう場合もあります。
そのような事態を回避すべく、VPS というサービスがホスティングサーバ事業者により提供されています。 VPS という仮想サーバを利用し、会社が常に管理している環境下でシステムを稼動させるのがおすすめです。
それでは、おすすめの VPS を紹介します。
VPS は様々なホスティング事業者が提供していますが、価格、スペックを比較していきましょう。
EA を稼働させるだけの場合、必要な条件は、Windows OS と メモリ 1GB ぐらいで問題ありません。
自動フォローシステムなども、EA ほどのメモリを消費しないのでメモリ 1GB で問題ありません。
あとは、どこよりも安ければ問題なしですね。
自動システムで月額料金はまかなえたとしても、少しでも、安いほうがいいですね。毎月200円ほどは安くなるので、1年で2,400円ほど異なってきます。
ということで、ABLENET の VPS 利用をおすすめしています。20年以上ホスティング事業者として運営されているのも安心です。
それでは、ABLENET の VPS 契約方法を説明します。
まずはこちらの ABLENET 公式サイトから、専用のプランを契約をしましょう。
ABLENET 公式サイト:https://www.ablenet.jp/
公式サイトにアクセスしたら、トップページ左側のVPS 仮想専用サービスをクリックします。
そいて、VPS仮想デスクトップ お見積もり お申し込みをクリックして、申し込みフォームに移動します。
申し込みフォームに移動したら、申込みプランを選択します。
特に変更がない場合は、以下のようにプランを選択します。
※サービスプランは win1 プランでも問題ありませんが、FXのEAを稼働させる場合は仮想メモリを割り当てるため、SSD プランをおすすめします。
利用規約を読み、3 つの規約に同意してチェックボックスにチェックをしたら、画面下部の規約に同意し、契約期間、オプションの選択に進むをクリックします。
win1 をおすすめしたサービスプランですが、それぞれでこちらのようにスペックが異なっています。
このような申し込み完了メールが届きます。
ここまではPCに詳しくなくても簡単にできたと思います。ここから、少し技術的な内容になってきますので、しっかりと読みながら進めていきましょう。
契約したVPSにアクセスするためには、リモートデスクトップ機能を使用します。
リモートデスクトップ機能はは、離れたところにあるパソコンを自分のパソコン・スマホから操作することができる機能です。
リモートデスクトップの使用は、Mac ユーザーの場合と、Windows ユーザーの場合で操作が異なります。
それぞれの OS で手順を進めていきましょう。
Windows ユーザーの場合、リモートデスクトップは標準搭載されています。
アプリーケーションの検索でリモートと入力すると出てきます。
万が一見つからない場合は、以下の手順で「リモート デスクトップ接続」を探してください。
スタート–すべてのプログラム–アクセサリ–リモート デスクトップ接続
アプリを起動すると、こちらの画面が出てきます。
ここでコンピュータ名を入力しますが、ここではコンピュータ名(IPアドレス)を入力します。
iMac や Macbook など、Mac OS をお使いの場合、Windows とは違いリモートデスクトップは標準搭載されていません。
そのため、app ストアからリモートデスクトップの無料アプリーケーションをインストールしましょう。
こちらのリンクからインストールできます。
インストールが完了したら、このアプリを起動します。
まずはセキュリティについて。
VPS のセキュリティは高く設定されているため、初期設定ではインターネットから自動売買ツールのファイルをダウンロードすることができません。
そのため、セキュリティ設定の変更を行います。
※ここからの設定はこちらの公式サイトに書いてある方法で説明をします。
公式サイトにも記載されているように、サーバーセキュリティが弱くなるということをご了承の上、お客様ご自身の責任において行ってください。
スタートボタン右隣のアイコンより「サーバーマネージャー」を起動し、「ローカルサーバー」をクリック。
長かった設定もあとすこしです!
これが最後の設定になります。ここからはもう少し技術的なことになります。
契約した VPS はユーザーが使用することを目的としたマシンではないので、少しでも処理能力を上げるように、そしてPCに余裕をもたせるように設定を行います。
たとえば、自分のパソコンであれば視覚的にお洒落にかっこよくしたいと壁紙を設定したりします。しかし、プログラムはお洒落に無頓着なため、いやむしろお洒落音痴なためお洒落であればあるほど処理に影響を与えてしまいます。無駄なリソースは極力省き、すべてのリソースをMT4に集中させていきましょう。
意味はわからなくても、システムパフォーマンスの向上につながるので手順通りに設定していきましょう。
次の手順でパフォーマンスオプションの設定画面を開きます。
スタート–コントロールパネル–システムとセキュリティを選択。
それでは、このまま仮想メモリを割り当てていきましょう。仮想メモリとは物理メモリの容量が不足すると一時的にSSDやHDDをメモリとして利用する機能のことです。契約したプランは 1 GB のメモリなので、万が一に備えて仮想メモリの設定を行います。
また、ABLNET のプラン選択時、win1 プランではなく win1 SSD プランをおすすめした理由もこちらになります。HDD より処理速度が早いため、SSD がおすすめです。
それでは先ほどのパフォーマンスオプションのダイアログより、「詳細設定」タブの仮想メモリ項目にある変更を押します。
Windows Update が常に走り、万が一再起動などが起きた場合はトレードの発注ができません。
次の手順で Windows Update の設定画面を開きます。
スタート–コントロールパネル–自動更新の有効化または無効化を選択。
非常に長くなりましたが、これで VPS の構築方法は終わりになります。
これで自宅の電気代を気にせず、月々 2,000円程度のサーバー代を払うことで、PCの消耗も気にせず快適なFX自動システムライフが遅れます。
ABLENET は現在僕も利用し続けているホスティング事業者ですが、トラブルもなく毎日快適に稼働しております。
顧客のサーバーを管理しているホスティング事業者にとってサービスの停止は致命的な事故になりますので、そういった点でも20年運営されているという実績は信頼の証拠ですね。
ABLENET 公式サイト:https://www.ablenet.jp/