キュービテックは詐欺?クオンツファンドが目指すユーザー獲得後の未来についての考察

キュービテックは詐欺で飛ぶ可能性がある?なぜMLMを取り入れているのか?海外メディアの情報やホワイトペーパーからキュービテックが目指す未来を考察してみました。

まず第一に、この企業のビジネスは僕が海外の記事から見つけたもので、日本のインフルエンサーなどから広まっている案件ではないということだけでも知っていただけたら幸いです。

この記事では、僕がキュービテックに投資する前に英語の文献などを徹底的に読み漁って調べた情報や海外メディアの中立的な意見などを共有しています。

キュービテックは詐欺?クオンツファンドが目指すユーザー獲得後の未来についての考察

キュービテックは詐欺なのか?

企業分析やチーム分析については、こちらの記事でまとめています。

キュービテックについて中立的な意見を見てみよう

キュービテックについて投資している僕の見解を述べる前に、まずは第三者の中立的な意見を見ることが大切です。

日本語ではアフィリエイト記事が乱立してしまっているので、僕自身がキュービテックについて投資する前に徹底的に調べた中の英語の文献の一部を紹介します。

記事の中身はいったん置いておいて、まずはこの記事を執筆している「アイリッシュテックニュース」について調べる必要があります。

このような類で「ヤフーファイナンスに掲載された!」などの宣伝文句をよくみますが、そのようなものはだいたいプレス広告に掲載されている記事広告ですので、企業分析する場合に信憑性を確かめるのは掲載メディアではなく、記事の発行元を見ることをおすすめします。

アイリッシュテックニュースについて

ちなみにこの記事は「アイリッシュテックニュース」というアイルランド発のIT系メディアで、テック業界で注目する企業について記事を発信している媒体です。世界最大手でいうと、エンジニアにはおなじみの「テッククランチ」に類するメディアです。

「アイリッシュテックニュース」については、僕もはじめて見かけたのでこのメディアの信憑性も調べてみました。

irishtechnews.ie への合計訪問数  Growth & total visits to irishtechnews.ie over time  デスクトップ&モバイルウェブ(過去6ヶ月間)  Feb '20 Mar '20 Apr '20 May '20 Jun '20 Jul '20 0 25K 50K 75K

ここ最近の1ヶ月あたりのアクセスは94,000UUなので、1年で112万UUです。そのうちアイルランドからのアクセス(35.51%)に限定すると1年あたり398,000UUということですね。

アイルランドは人口が490万人ほどらしいので、アイルランドに住む人の8%が1年に一度このメディアを見ている計算になりますね。

日本基準で計算すると人口がアイルランドの26.5倍なので、1ヶ月244万UUと考えると、かなり大きなサイトであることが実感できます。

もう少し気になったので、そもそもアイルランドでキュービテックがはやっているのか調べてみました。

キュービテックはそもそもエストニア発の企業で、まだプロジェクト創世記なので、現在その約半分がロシア関連(ウクライナとブルガリア含む)からのアクセスで、記事執筆時点でキュービテックも流行っていないと判断しました。運営の中の人によるステルスマーケティングの不安は払拭されますね。

ということで、アイルランドのIT系メディアがキュービテックという遠く離れたエストニアの企業について執筆するということはフィンテック関連で注目すべき企業なのだと個人的に判断しました。

ちなみにですが、このアイリッシュテックニュースでプランスゴールド(prancegold)などは検索しても残念ながら見つかりませんでした。

NO RESULTS FOUND FOR: PRANCEGOLD

それでは長くなりましたが、記事の中身を確認しましょう。

この中から気になった部分を抜粋していきたいと思います。

まずは冒頭の企業紹介の部分から翻訳して掲載します。

キュービテックは、従来の資産市場とデジタル資産市場の両方で10年以上の経験を持つ、資産管理分野の経験豊富な専門家のグループによって代表されるクオンツファンドです。

キュービテックは、最先端のテクノロジーに触発された会社です。 キュービテックは、ブロックチェーンのテクノロジーがインターネットの大量採用後の次の大きなものになると信じており、暗号通貨は単なる投機的な資産よりもはるかに大きくなるでしょう。今日の時点で、暗号通貨市場により、キュービテックは、スマートアルゴリズムトレーディングシステム、次のレベルのデータ分析および量子技術の適用を通じて、従来の市場での運用に匹敵しない利益を生み出すことができます

キュービテックはクオンツファンドであるということと、さらに最先端のテクノロジーの「量子技術」と「ブロックチェーン」を利用しているというところに注目です。

キュービテックは量子技術を取り入れたクオンツファンド

クオンツファンドは従来のヘッジファンドとは少し違うのですが、これについては以下の記事をみると参考になると思います。

クオンツファンド大活躍ですね。

このようにクオンツファンドは近年めざましい活躍を見せていますが、キュービテックはこのように市場分析やアルゴリズムに量子技術を取り入れているというので恐ろしい力を秘めています。

キュービテックの量子技術の応用は、量子技術を研究している Toridion という企業と提携しているため利用できます。この Toridion の量子技術に関する研究技術はキュービテックのほかに amazon, IBM, Tesla, SpaceX などの大手IT企業も利用しているそうです。

これについては、この記事の動画でCEOが語ってるのを見るか、ホワイトペーパーの13ページ目を確認してください。

ホワイトペーパーPDF:https://qubittech.jp/page-white-paper

また、キュービテックは Toridion のメンバーも在籍しており、量子技術の特許も取得しています。

特許のドキュメントについてはロシア語でわからなかったのですが、ニューラルネットワークなのでおそらく量子技術を用いた人工知能だと思います。

次は「アイリッシュテックニュース」のトレードアルゴリズムに関する文章を引用します。

キュービテックはToridion社と有益なパートナーシップを結ぶことによってすでに量子テクノロジーの利点を利用しており、また量子技術の社会競争においてもすでにリードしています。

キュービテックの取引アルゴリズムは、Toridionの革新的な量子ニューラルネットワーク(TQNN)を最初に採用したもので、これは、物理学およびシステム理論における重ね合わせの原理、エンタングルメント(二つ以上の離れた系の間に見られる量子力学特有の相関)、量子情報理論の原理を使用した従来のニューラルネットワーク(NN)よりもはるかに強力な仕組みです。

この実装により、キュービテックトレーディングロボットの人工知能が市場に反応して適応し、パターンを学習し、戦略を調整し、ストラテジーを作成するための大きな一歩を踏み出すことができるようになりました。

このすごさ伝わりますかね?

「人工知能がすごい」「人工知能が仕事を奪う」とか人工知能が騒がれている今、量子技術を用いることで人工知能をはるかに超えた量子人工知能(量子ニューラルネットワーク)が完成したということです。

最近は、ウェルスナビやテオなどの一般的な人工知能による自動取引などが有名になってきましたが、それらをはるかに上回る量子人工知能による自動取引が実現できたということです。

これが事実だとすると、僕はおそろしいものだと感じました。

量子技術のすごさを簡単に言うと、人間が従来のパソコンと処理能力で対決したときに圧倒的速さで負けるのと同じ様に、従来のパソコンと量子コンピューターが処理能力で対決したときに圧倒的速さで負けます瞬殺です。

  • 計算能力は単純計算でスパコンの9000兆倍らしいです。

ちなみに量子技術による取引は東芝も注目しています。

キュービテックの提供している2つの金融商品の根幹についてテクノロジーの観点からざっくり知ることができたと思います。

キュービテックが目指すユーザー獲得後のその先について

それでは次に、僕がキュービテックのホワイトペーパーのロードマップから見た将来の設計について考えたシナリオを共有したいと思います。

まず実績として、CEOは過去にIPOを2回成功させておりプロジェクトなどもしっかり開発してきた経験があるので、ユーザーを集めていきなり飛ぶという可能性は極めて低いと僕は個人的に考えています。

キュービテックのロードマップを見てまずいちばんに思ったのは、現在キュービテックはこの金融商品とMLMLスキームを利用してユーザーを集めている段階なのだと感じました。

将来的には仮想通貨エコシステムの構築を目指しているそうです。

仮想通貨エコシステムとは、その企業または団体などの仮想通貨のコイン(トークン)を用いて、決済システム、ゲーム、デジタルバンクなど、プラットフォームと考えるといいと思います。

身近なエコシステムを例にあげると、ECのアマゾンや決済システムのペイパル、SNSのフェイスブックなどです。

キュービテックのもうひとつの提携企業に ez365 という企業があるのはおそらくそのためです。ez365 という企業は同じく仮想通貨エコシステムの構築を目指しているのですが、そこでエコシステムの構築に関する技術などを協力するのかなと見ています。

ちなみにez365は現在も活発にプロジェクトを進めており、最近は取引所もオープンさせました。

仮想通貨エコシステムの構築を目指すプロジェクトは世の中にたくさんあります。ただ、このエコシステムの構築を目指してプロジェクトが完成してもユーザーが集まらなければまったく意味をなしません。

LINEなんかはとてもいい例で今では日本人のほぼすべてのユーザーが使うエコシステムですが、LINEが出た頃、DeNAが「comm」という同じ機能のサービスでシェアを狙っていましたが、結果的にエコシステムを構築できたのはLINEという結果になりました。

最近では●●ペイの覇権争いがすごかったですよね。これはエコシステムの構築を目指してとにかくユーザー集めに必死だったわけです。そこで莫大なお金をかけたペイペイが1位のシェアをとり、LINEのようなスーパーアプリを目指すと発表していました。

エコシステムを構築すると企業同士で協業できたり独自で様々なビジネスに展開できたりと多くのメリットがあるので、リップル社など仮想通貨を発行している多くの企業や団体はエコシステムの構築を目指しています。

たとえば100年に一度の投資案件だったエイダコインを発行しているカルダノ財団も仮想通貨のエコシステム構築を目指しています。

このように仮想通貨を利用したエコシステムの構築を目指す企業はたくさんありますが、エコシステムの構築でいちばんの重要なのはユーザーの獲得です。

最近話題のニュースですがこれを見てください。

同じ様に仮想通貨エコシステムの構築をする crypto.com というプロジェクトですが、時価総額11位に躍り出ました。この企業、元々はモナココインというプロジェクトでしたが、ユーザーを集めるためにリブランディングしています。

時価総額11位でどれほどのユーザー数がいるかと言うと、わずか300万人だそうです。300万人でペイパルのシェアをとろうとするのはまだまだ難しいのかもしれません。

現在はユーザー集めに必死で、クレジットカードやサブスクリプションの特典をつけたりと試行錯誤しています。プロダクト先行でサービスを初めても、ユーザー獲得に苦労するのは明確です。

じゃあ世界でシェアをとるために、ユーザーたくさん集めるもっとも効率のいい方法はなんでしょうか?

この記事のタイトルにキュービテックの狙いがあると思いませんか?

なるほどと思いませんか?

詐欺の中身はどうでもよくて、MLMスキームをつかうことで1000万人のシェアが見込めるんです。

キュービテックのホームページに、このようなメッセージがあります。

The main goal of QubitTech is to reach platform’s capitalization value of 10 billion USDT and grow its users base to more than 10,000,000 users by 2025.

キュービテックの主な目標は、プラットフォームの時価総額100億USDTに到達し、2025年までにユーザーベースを10,000,000ユーザー以上に増やすことです。

キュービテックはMLMスキームを用いて時価総額1兆円規模と、1000万人を目指しています。

なるほど、MLMスキームを利用してエコシステムの構築を目指しているんだなと確信しました。

キュービテックは将来的に決済システムなデジタル銀行の金融系エコシステムの構築を描いていますが、詳細についてはこちらをご覧ください。

キュービテックのロードマップで僕の独断ですが特に重要だと思ったものをかいつまんで紹介していきます。


2020年第3四半期(今ここ)

・アフィリエイトプログラムの立ち上げ(完了)
・キュービテックと監査会社の間の監査契約に署名する(完了)
・キュービテックと保険会社の間で保険契約を結ぶ(完了)


2020年第4四半期

・キュービテックの公式リリース
・キュービテッククライアントオフィスを開設
・10以上のパートナーオフィスを開設

  • あれまだ正式リリースしてなかったの?


2021年第1四半期

・キュービテックブロックチェーン開発プロセスの立ち上げ
・開発者チームとポスト量子暗号学者との現在の世代のブロックチェーンテクノロジーの量子耐性方法論の概要

  • キュービテックはいよいよ来年からエコシステム構築に向けた第一歩となるブロックチェーンの開発にとりかかります。

  • 量子耐性は大切!


2021年第2四半期

・Qubit Stable Token(QST)の実装


  • ステーブルコインは支払いシステムに大切!


2021年第3四半期

・Qubit Dynamic Token(QDT)の実装


2021年第4四半期

・QDT プルーフ・オブ・ステーク(POS)コンセンサスアルゴリズム開発プロセス
の立ち上げ


2022年第3四半期

・キュービテックブロックチェーンに基づく金融サービスと商品を提供するQubit Tech金融エ
コシステムの開発
・キュービテックブロックチェーンに基づく独自の支払いシステムの開発


2023年第1四半期

・デジタルバンクを開設するための関連する法的および規制文書の準備


2024年第1四半期

・キュービテックブロックチェーンに基づくキュービテック仮想通貨銀行の立ち上げ
・キュービテックブロックチェーンに基づくキュービテック独自の支払いシステムの立ち上げ


ロードマップは現在時点でここまでですが、キュービテックの公式リリースはなにをするんでしょう?

来月の9月にキュービテックの正式なプロモーションがドバイで開かれるらしいので、それがいわゆる公式リリースってやつかな?

日本で説明会開いてくれないのかな‥

まとめ|キュービテックは将来金融に特化したエコシステム構築を目指す

とまあ、まだまだこの記事では僕が調べた全てを伝えきれませんが、伝えたいところはある程度伝えられたのかなと思います。

これらをすべて知った上で、僕はキュービテックの金融商品に投資してみようと思いました。僕が投資するスタイルで大切にしていることは、信頼できる人からの情報という「義理」ではなく、徹底的に調べた上での「確信」です。

そもそもキュービテックは、僕が誰かに勧誘されたとかじゃなく「量子技術」について調べていたら発掘した企業です。

今後この商品が日本で広まってしまうといろいろな勧誘があらわれて根も葉もないことを聞いてしまう可能性はあるかもしれませんが、この金融商品は日本のインフルエンサーから広めている案件ではないということだけでも知っていただけたら幸いです。

ビットコインが出てきたと思えばそれを脅かす量子コンピューターがいよいよ実用化されるところまできていたりと、テクノロジーは恐ろしいスピードで進化を遂げています。

テクノロジーってわくわくしますね。

※ 投資にはリスクが伴いますので、最終的な投資判断はご自身でご判断ください。